保育士の転職で重要な「月給と月収」
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保育士の求人サイトをみていると、「月給」「月収」など、様々な表記がしてあります。でも、月給と月収は厳密にいうと違うんです。この違い、ちゃんと説明できますか?
転職後に「こんなはずじゃなかった!」とならないために、しっかり見ておきましょう。

月収と月給は異なるものである
「月給」はその月ごとに支払われる給与のことです。給与には控除を含みません。
「月収」は12か月で支払われる総額(ボーナスなどを含む)を12で割った金額です。
月収の表示を鵜呑みにしてしまうと、給与が振り込まれたら給与が少ない!金額がおかしい!というふうに感じてしまうので注意が必要です。
月給と月収とは
月給とは
月給は一か月単位で決まっている賃金を指します。月給には基本給や通勤・残業・役職手当も含まれています。
ここから各種保険や税金を差し引いた額が「手取り」として実際に受け取る金額となります。月給そのものを給料として受け取れるわけではないことも併せて知っておくと就職の際の選ぶポイントの一つとなります。
月収とは
月収は、月給を理解した上で見ればとても分かりやすいです。月収は「年収」を12か月で割ったものです。
ボーナスなどを含めた年間の収入なので、月収だけでみるとやや高い金額として表示されていることもあります。月収はあくまでも年収を出す目安として考えると良いですね。
保育士が気を付ける月収の落とし穴
月収・月給・年収は手取り金額とは異なります。これは保育士に限ったことではありませんが、控除額は個人の家族構成や年齢によって異なりますから一概には統一は出来ません。しかしながら必ず控除はありますので最低3~5万は引かれることを念頭においておくと良いでしょう。
また、早出や遅番と言った不規則勤務や残業に対する手当、休日出勤の有無などもきちんと確認も大切です。
ついつい月給が良いと飛びついて決めてしまいがちではありますが、月収について知れば他の求人と見比べて考えることが出来ますよね。特に保育士は薄給であることが社会的に問題となっていますから、なるべく良い条件で働けるようにシビアな目線で決めることが求められます。
まとめ
いかがでしたか。知っているようで知らない月収のことについてお話ししましたが、月収を知れば収入全般を把握出来るので生活プランニングも立てやすくなりますね。まだまだ保育士の待遇は改善しなければならないことばかりです。
しかし待機児童問題などで保育士の需要はさらに増していますから、良い求人を見つける目を持つことで給与面や待遇が良い園で働くことはそれほど難しいことではありません。
まだまだ低待遇の園も少なくありませんから、そういった園には勤めないことも保育士の待遇を守るためには必要なことと言えるでしょう。
著者:30代男性 保育士 東京都在住
【寄稿元/出典:保育士の給料の現実は【年収・月給】 http://ceasefirechicago.org 】