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保育士にとって避けては通れない園児の「傷」への対処法

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遊具で遊んでいて、友達と遊んでいて、製作などをしていてなど園児が遊ぶことにより必然と上がる傷へのリスク。

避けては通れない保育士の問題でもあります。

もちろん傷を作ってしまうような危険な動作や遊びには保育士としてしっかり園児を注意することはもちろんですが、もし傷を作ってしまった場合の対処法がスムーズであればあるほど、保護者からの信頼は当然ですが得やすいです。

また日常的に起こりうる小さなすり傷などは普段からの保育士と保護者とのコミュニケーションが良好であれば、当然ですが大騒ぎにはなりません。

親からしたら子どもは傷を作るものという認識ですが、認識であることと保育士の監督義務は決してイコールではありません。どんなに小さくても傷を作ってしまった際は、きちんとした謝罪と状況説明の義務はもちろん必要です。

その上で保護者の方に引き続き傷への対応や監督をお願いしましょう。

では、園で出来る傷への対処法を説明したいと思います。

傷は乾かさない、が鉄則

血がほとんどにじまない擦り傷は除きますが、血が滲む傷は「清潔にして、乾かさない」ことが鉄則です。乾かすことで皮膚の再生を促す白血球や細胞再生を促す成分を含む浸出液が傷を保護できなくなってしまうからです。乾燥させるとその分、回復が遅れると思って下さい。この浸出液という体に備わる回復機能を十分活用したものは湿潤療法といい、病院でも活用される手当方法です。

湿潤療法では消毒は厳禁です。消毒することで皮膚についている傷を治してくれる細胞を殺してしまうからです。またガーゼは同じく浸出液を吸い取ってしまう上に、皮膚に貼りつきはがす時に新しい細胞を傷つけてしまいますから、止血などに用いる以外は使用しないで下さい。

園で出来る湿潤療法の方法

用意するものは食品用ラップ・ワセリン・サージカルテープです。すべてドラッグストアで購入できます。1)傷を水道水で清潔にし、2)ワセリンを適量ラップに塗り、3)ワセリン側を傷にあて保護、4)サージカルテープで固定します。傷が見えてしまう場合は包帯かガーゼで保護してあげましょう。保護者へ説明する際は、1)1日1回傷を洗う(先に説明した通り消毒不可という説明も添えること)、2)ラップ+ワセリンか湿潤用絆創膏を購入してもらい貼り換えを継続してもらいましょう。

けが男の子

園で対応してはいけない傷

当然ですが、骨や筋肉が見える程の深い傷・止血できない傷・異物が取り除けない傷・やけど・動物に噛まれた傷などは速やかに医療機関を受診しましょう。

まとめ

いかがでしたか。傷への対処法は決して難しいものではありませんので保育士として知っていて損はありません。もちろん園としても同じです。傷を見て保育士が狼狽えることなく、「大丈夫だよ」と子どもの痛いと感じる心をまずしっかり受け止めてから処置して欲しいと思います。

 

著者:北海道在住・40代保育士・女性
【寄稿元/出典:保育士のコツ http://www.chisan-chisho.com 】

 

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