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【求人格差】保育園の先生の給料が安い理由

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常に、臨機応変が求められ、それでいて大切なこどもの命を預かる仕事、それが保育園の先生です。
毎日、子どもと遊んでいるだけの仕事で羨ましいなあ、なんて思うかもしれませんが、そんなことは決してありません。

キツイ仕事で、勤務時間は長く、更には給料まで安い!って驚きじゃありませんか?

どうしてこんなに保育園の先生の給料が安いのか、詳しくご紹介しましょう。

保育士の求人格差

保育園の先生の給料って一体どこから?

保育園の先生の給料は、認可保育園の場合、その保育園の運営費から算出されます。
運営費を、構成しているものは大きく

・市町村など自治体からの補助金
・保護者からの保育料
・国からの補助金

という3つからできています。

ここには「公定価格」という制度が関係してきます。
それは、世帯収入の少ない家庭でも、安心して保育が受けられるようにする制度なんです。

なので、各世帯の所得に応じた保育料が毎年決定され、各世帯で収める保育料が変わってくるんです。
この減額した分を負担するのが自治体であり、国なんです。

園児1人当たりの「保育単価」というものに乗っ取って毎年運営費が保育園に支給されるんです。

運営費の中の大体8割程度が人件費になり、後は設備費、光熱費、給食の材料費などに充てることになります。
この運営費の8割の中で保育園の先生の給料を払うことになりますので、保育士さんの給料は安くなってしまうんです。

保育園の先生の数を減らすと給料UPに繋がる?

保育園の先生の人数を減らせば給料UPになるんでしょうか?
実はこれは大きな間違いです。

保育園の先生の数は実は国で定められた定数と言うのもがあります。
「保育士配置基準」というものがありまして、

・0歳児3人につき保育士1人
・1、2歳児6人につき保育士1人
・3歳児20人につき保育士1人
・4、5歳児30人につき保育士1人

と決まっているのです。
つまり保育園の先生の数を減らすと人件費は削れますが、保育園側で受け入れるこどもの数も減ってしまうため、結局運営費は少なくなってしまうんです。

そうなってくると、保育園に入れない待機児童の増加にも繋がりますので、保育園の先生は辞めないでいて欲しい、というのが運営側の率直な意見なのです。

他の経費を削減して保育園の先生の給料UP?

運営費の大体8割程度が人件費だと書きました。
残りの2割を何とか削減できないのか?というと、これは相当難しいんです。

なぜならここには

・給食の材料費
・教材費
・光熱費
・設備投資費

など、全てが含まれます。

夏になればエアコンも使いますし、プールもします。
こういったところを削減、というのは、こどもの命を預かっている上でできない判断ではないでしょうか?

国からの補助金を増額して保育園の先生の給料UP?

今現在、一番保育園の先生の給料をあげる方法として有力なのはこれではないでしょうか?
保育園自体の運営費をあげれば、それだけ保育士さんへの還元率も上がるはず、です。

補助金の他にここには保育料も含まれますが、保護者からの意見としてはこれ以上保育料をあげるのは勘弁して欲しいところでしょう。
なので、子育て支援を国が叫び、福祉に力を入れていきたいと思うのなら、補助金をなんとかして増額し、保育園の運営費を大きくすることが必要ではないでしょうか?

 

著者:茨城県在住・40代保育士・女性
【寄稿元/出典:保育士求人の月収条件 – binews http://binews.org 】

 

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