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思いがけず起こる誤飲、保育士は未然に防ぎましょう

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テレビのニュースで、乳幼児の誤飲の事故が流れるとドキッとしますよね。

乳児は、煙草やクスリなどの誤飲事故が多く、幼児ではスーパーボールなどの玩具を口にいれているうちに誤飲して窒息するという事故もありました。

乳児は、手に触れるものはなんでも口に入れてしまうので、保育園でもちょっと目を離しているうちに、「もしや誤飲か!」とひやりとして慌てる場面もあるでしょう。

大事になってからでは遅いです。

誤飲事故が起こらないよう、保育士が注意することと保育室の環境を考えてみましょう。

◆乳幼児はなんでも口に入れてしまう

乳児は、手に触れるものをなんでも口に入れます。まだ触感や視覚などが未成熟な分、敏感な舌でなめて確認しようするのは、発達段階のひとつでもあります。

食べられるものと食べられないものの区別がつかず、這い這いしながら床に落ちているチリをつまんで口の中に入れてしまうこともありますね。

3歳未満までの誤飲は、発達段階では起こりうるものと考えて、未然に危険と思うものは取り除いておかなければなりません。

幼児になると、スーパーボールの発生例のようにふざけて口の中に入れているうちに飲み込んでしまうといったことがあります。クレヨンなどの工作用具も自由に使うようになりますから、絵本や紙芝居を使って「口に入れる=危険」なことを、折に触れしつこいぐらいに知らせていく必要があります。

赤ちゃんの離乳食

赤ちゃんの離乳食

◆危険な玩具は保育室に置かない

3歳児の口から喉に陥入して詰まってしまう大きさは直径39㎜程度だそう、トイレットペーペーの芯が4㎝ぐらいですね。トイレットペーパーの芯を通る玩具は危険性があるということです。ままごとセットの食べ物に見立てたの玩具(いちご)を飲み込んで窒息死した発生例の玩具は30㎜強、スーパーボールは30㎜~40㎜前後でしょう。

ただし、その大きさに拘らず、保育士が危険だと少しでも思う物、例えばツルツルしていて飲み込んでしまいそうな玩具などは置かないようにしましょう。

保育士や父母が手作りの玩具を作って遊ばせている保育園もありますが、壊れてはずれそうになっていたら要チェックです。とにかく危険だと感じるものは、取り除いておくことです。

◆保育室の床に物を置かない

乳児が這い這いしたり、つかまり立ちをする保育室の床には物を置かない、口に入りそうな物は手の届かないところに置くことを徹底しましょう。

瓶のフタやボタンなど床に落ちてもすぐに気づいて拾えるように、床はいつも見通し良くきれいにしておきましょう。

掲示物を止める画鋲やピンも落ちた時に口に入れてしまっては大変、両面テープや掲示フォルダーなどを使うことです。

3歳未満の保育士は、ボタンや飾り物のないエプロンをする、髪の毛のピンはつけないなど、落とした時に口に入りそうなものは身につけないようにしましょうね。

◆もしも誤飲してしまったら

万が一、玩具などを喉に詰まらせてしまったら、口を開けさせ見える状態であれば、顎を抑え、指を入れて引き出します。

引き出せなければ、次のようにして吐き出させます。

◎子供をうつぶせにして胸より口を低くして、お腹を膝の上に乗せます。顎を手で押さえて口を開かせ、背中(肩甲骨の間)を強く叩いて吐き出させます。

1~2分やっても吐き出さない時は速やかに救急車を呼びましょう。判断は早い方がいいです。

保育士が慌てて大声を出すと、子どもは口に入れただけだったとしても驚いて飲み込んでしまうかも知れません。焦る気持ちを抑えて落ち着いて行動しましょう。

誤飲した子どもに処置をしている保育士以外は、他の子どもの目配りが疎かになって事故が重ならないよう、いつも以上に気を配りましょう。

この記事を書いた人:東京都 20代後半 女性 保育士(寄稿元:保育士が教えるお仕事のポイント – 求人サイトにない「今を楽しくする」コツ – http://www.scorecommunity.org)

まとめ

子どもは思いがけない行動をしますが、誤飲は生死にかかわる事故に繋がり、想定外だったでは済まされません。少しでも危ないなと思う物があったら、他の保育士にも伝えて取り除きましょう。

後で「あの時危ないと思ってたのに」という後悔だけはしたくないもの。保育室の環境を整えることと、保育士が気を配ることで未然に防ぐことが出来るのですから。

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