第1回:保育士の転職対策・見学編 「ブラック園」の見抜き方と即採用につながる「去り際」術

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はじめまして、FINE!編集部の『ふぁみ子』です。
忙しい毎日の保育業務の中で転職活動をするのは至難のワザですね。園に見学に行くのもつい億劫になりがちですが、とはいえ見学に行かないのは「いきなりジャングルに飛び込む(笑)」ようなもので、おススメできません(キッパリ)!
しかも見学の機会を有効利用すれば、ライバルにグン!と差がつけられるのです。それどころか、人気園で見学→即採用もありえます。だったら見学に行かないのはむしろ損♪
今回はそんなこともありえちゃう効果的な見学法をLEC東京リーガルマインド講師・木梨美奈子先生にうかがってみました。

木梨美奈子(きなし・みなこ)先生

LEC東京リーガルマインド講師。
東京福祉専門学校、東京福祉大学講師。

東京音楽大学声楽科と慶応義塾大学法学部を卒業後、平成12年に保育士国家試験に合格。大手資格スクールで保育士国家試験全科目の対策講座を担当する。試験の傾向と対策の分析が的確で、多くの保育士試験受験者から支持を得ている。
今後は、現役の保育士・幼稚園教諭のサポートにも尽力する予定。
著書に「保育士・幼稚園教諭採用試験 面接試験攻略法」「保育士の専門常識・基礎知識」(ともにつちや書店)がある。

LEC東京リーガルマインド http://www.lec-jp.com/hoikushi/

「子どもが緊張している」「トイレや部屋が汚い」は要注意!見学時にわかる「ブラック園」のチェックポイント

ふぁみ子(以下、F):先生、まず園に見学の申込みの電話をかけるところから私なんぞは緊張してしまうのですが……^^;。
もし忙しい時間に電話をかけてしまったらどうしようって考えてしまいます。電話をするなら何時頃がいいのでしょうか。

先生:基本的に何時にかけても問題ありませんが、子どもたちが集まって落ち着いた午前9時過ぎ頃がいいかも知れません。午前中の方が園の方が疲れていなくて、気分良く電話に出ていただけそう……という意味で、です(笑)。
園が忙しいかどうかは、あまり気にし過ぎなくて大丈夫でしょう。

F:園さんはいつでも忙しいですもんね。さて、勇気を出して電話をかけても、最近は「見学はお受けしません」という園さんもあるそうです。そんなこと言われたら心が砕けそうですが…(涙)。

先生:園としては見学を受け入れるのは確かに大変ですが、どういう応対をするのかで園の質が分かります。
保育所の本来業務は、「入所している児童の保育と、その親の指導」なのですが、その業務に支障のない範囲で「近隣の子育て支援もする」というのが三番目の役割としてあります。それにもかかわらず、保育士としてここで働きたいという人を無下に断るというのは……やはり少しおかしいことですね。
電話をかけることで、それが分かるだけでも良いことですよ!

F:なるほど。見学を断る園は、すでにブラック臭があるのですね!あまり見せたくない何かがあるとか(笑)。
見学時に、ぜひチェックしておいた方がいいところはありますか。

先生:トイレがキレイかどうかは、絶対に見た方がいいですね。トイレだけでなく、各所掃除が行き届いているか、壊れた箇所が放置されていないか、遊具に触る機会があればきしんでいないかなど。
掃除や点検等に無頓着な園は要注意です。事件が起きてニュースになる園というのは、結局「無頓着な園」に多いのです。
また、子どもとのかかわり方も見てください。子どもが非常に緊張しているというのは(保育に)問題がある可能性があります。のびのびと保育活動を保育士がやっているかが大切ですね。

F:では、お昼寝の時間に行ってしまうと、子どもとのかかわりは分かりませんから避けた方がいいですね?

先生:いえ、お昼寝の時間でも愛情を持って保育が行われているかは分かります。お昼寝の時も、部屋に1人は保育士を置くことが『保育所保育指針』で決まっているのですね。うつぶせ寝の子がいる場合には、さらにもう1人別につきっきりになります。そういうことが守られているかもチェックポイントですね。
寝ない子に対して叱りつけていないか、どう接しているか、子どもが身綺麗にされているかなどで、感じることころがあると思いますよ。
保育士同士の連携の空気も、やはり見れば何となく伝わるものがありますよね(笑)。

F:不衛生で、なんとなく暗い感じがするとか、保育士さんがギスギスして余裕がない感じがしたら、危険ということですね!これは見学に行かないとわからない皮膚感覚だと思います。
百聞は一見にしかず!やっぱり見学には行った方がイイですね♪

保育園を見学→即面接→即採用もアリ!経歴に自信がない人こそ、見学がチャンス

F:保育園側に好印象を持ってもらうための、見学時の注意点はありますか?

先生:この人手不足のご時世ですから、見学に行ってそのまま面接→即採用という流れも十分にあります。そのつもりで「志望動機」や「自己PR」は考えて行った方が良いでしょう。

F:エエーーッ!急に面接は困りますね(汗)。

先生:それでは「日頃の準備ができていない」という評価になってしまいますよ(笑)。保育士には、先を予測する力や、危機に対する日頃の準備や心構えが大切ですから。

F:なるほど。そういえば、見学の時に履歴書や職務経歴書を持っていくのもアリだと聞いたことがあります。

先生:書類を準備して持って行って、見学の帰り際に「ぜひこちらで働きたいので、履歴書を持って来たのですが受け取っていただけますか」と渡すとすごく好印象ですね。準備がよく、気が利いて、やる気があるように感じられます。
帰った後、その日のうち、あるいは翌日に「お時間いただきましてありがとうございました」とお礼メールを入れて気持ちを伝えるのも、印象深くなって良いでしょう。
見学の印象が良ければそのまま、即採用になることもよくありますよ。

F:なるほど!転職歴等が多い等、書類選考にちょっと自信がない方は、見学で先に良い印象を残すことが大きなアドバンテージになりますね!

先生:そうです。保育士はコミュニケーション能力が一番問われる仕事ですから、応募書類より実際に会ってどうかが大切です。書類や経歴の欠点も、見学や面接次第で大きくプラスに変えられます
高待遇で倍率が高そうな園に行きたい場合や、自分の経歴に自信のない場合こそ、ぜひ見学に行って欲しいですね。

F:見学をチャンスととらえて有効活用した方がイイわけですね!
ありがとうございました★

次回は、第2回【履歴書編】です。「志望動機」「自己PR」のポイントをうかがいます★

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