新米保育士が「当たる壁」を予習!知っていれば怖くない

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もうすぐ新学期。
学校を卒業したての人も、数年前の私のように未経験保育士として仕事を始める人も、期待と不安の春を迎えます。
新社会人は学生とは違う環境で、大変なことも多いと思いますが、数々の仕事をやってきた私でも、楽しいことも多い一方、大変だと感じることが多い「保育士」という仕事
でも、こんなことがあるかもしれないって知っていれば、乗り越え方もわかるはず。
そんな保育士の壁、予習してみましょう。

『みんな不安に思ってる』

まずは、保育士に限らず、どんな仕事でも、最初は初めてのことばかりですから不安でうまくいかないことも多いですね。慣れるまでは疲れも強く感じますし、人間関係もわからずストレスも感じます。このように感じるのは、あなただけではありません。多くの新社会人、多くの新しい職場で働く人はみんなおんなじように感じているでしょう。
『みんな不安に思ってる』
自分だけじゃないと思うとちょっと気が楽になったりします。

『みんな1年かかって覚える』

つぎに、保育士は最初から担任を持ち、責任のある仕事だということ。
保育士は子どもの命と成長をあずかる仕事。また、1年目でもベテランでも子どもや保護者からしたらおなじ「先生」なのですから精神的にも肉体的にもストレスを感じることが多いです。
また、保育園・幼稚園・学校などに共通していえることと言えば、1年間は初めてのことばかりです。運動会、遠足、お遊戯会、参観など、一年が終わるとやっと仕事の全容がわかってきます。
『みんな1年かかって覚える』
自分だけが訳が分かんないわけじゃないのです。
特に難しく感じる運動会などの行事は、ある程度毎年やっているルールがあることが多いものです。去年の行事のDVDを見て雰囲気がわかるだけでもずいぶん理解が進みますよ。
そして、困った時は抱え込まずに誰かに相談してみるのが解決に向かう第一歩です。同期の保育士や同じクラス担任をしている保育士同士でコミュニケーションを取ることで、アドバイスをもらったり協力してもらったりできますね。

『病気はしょうがない』

もうひとつ、子どもに関わる仕事ならではの大変さがあります。
とにかく1年目は病気をしやすいのです。麻疹・風疹・おたふくかぜ・水疱瘡・百日咳にリンゴ病・インフルエンザ・ノロウイルスなどの流行性胃腸炎・・・等々、流行性の疾患を子どもからうつってしまうことが多いのです。
特に子どもの病気は大人になってかかると重症化することが多く、また流行性の疾患の場合、職場に行くわけにいきませんから長期に休むことになります。私はインフルエンザで肺炎になり10日以上休むことになってしまいました。職場に迷惑をかけていると感じると、ますます職場に行きたくなくなってしまいます。
『病気はしょうがない』
みんな病気になることはあるんです。もちろん他の先生にご迷惑をおかけしているでしょうが、それはお互い様です。
お互い様ですから、さほど気にすることはありませんが、長期に欠席することになった時には、元気に出勤しましょう。そして休んでいる間、いろんな人が助けてくれているはずですので、挨拶の時に「お休みありがとうございました」と添えるようにして、感謝の気持ちを伝えたいですね。

『体や心を痛めてまで、そこで働かなければいけないわけではない』

実際どのくらいで辞めた人がいると思いますか?
いろんな悩みに当たった時、自分だけが出来ない、自分だけが我慢できないと自分を責めがちです。周りに相談しても、「せっかく始めたのに」とか「もう少し頑張れないのか」と言われることもあります。
でも、実際どのくらいで離職した人がいると思いますか?
半年?3カ月?
いえいえ、私の知っている人は3日で辞めたという人がいます。
これが最短だと思いますか?いえいえ、なんと、入職前に研修の間に内定辞退をしたという人を知っています。
もちろん、このようなケースはまれです。お給料などの待遇条件が話と大きく異なっていたことや、侮辱的な言葉を言われた、保育園内での子どもに対しての態度がきつく働ける気持ちにならなかったというような、耐えがたい理由があったからです。
ですから、嫌なら辞めればいいよっていうつもりはありません。
でも、そういうケースもあるんです。
『体や心を痛めてまで、そこで働かなければいけないわけではない』と思うと、少し気が楽になりませんか?
では、どこまでが頑張りどころなんでしょうか。
私自身は、自分に非のない言いがかりでいじめを受け、誰も味方がいないと感じてから7カ月、年度末まで勤めたことがあります。自分に非がないのだから辞めるのは納得がいかないと頑張りましたが、そのころの写真を見ると、トレードマークの笑顔がなくなっていました。
やはり、プライベートにまで影響が出るような状況は、続け難い耐えがたい状態といえるでしょう。
こんなときも自分一人で抱え込まないで、同僚や他の保育士に相談してみましょう。また、友達や先輩など、ほかの業種の人に相談してみるのも役に立ちます。
また、転職活動をしてみるというのも一つの方法です。新天地は今の悩みがなくなると思われるのならば、思い切って行動を起こせばいい。そうやって自分の悩みを切り分けていくと問題が整理されてくるでしょう。

まずは1年!!

保育士は大変だけど、とってもやりがいがある楽しい仕事です。
気がつくと一日が終わっているという感じで、充実した日々を過ごせます。
あっという間に1年が過ぎて、そのころから保育士の楽しさを実感できることでしょう。まずは1年。その間に子どもたちと一緒に過ごす楽しさを知ったら、保育士という仕事から離れられなくなっていると思いますよ。

Profile ゆきせんせい

現役保育士。元は一般事務員だったが、3人の息子が大きくなったのを機に一念発起、資格を取り、保育士として働き始める。毎日、保育園の子どもたちからは元気を一杯もらって、保護者のパパやママたちには子育ての先輩としてエールを送っている。

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