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【保育士の対応方法】子どもや職場仲間が「ADHDかも?」と思った時

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*2017/4/29更新*

*2016/12/5更新*

 

発達障害のひとつであるADHD

今では社会的に認知され、家庭や保育園、小学校で問題児とされる子どもはADHDと診断されることがあります。

私たちの子どもの頃は、それほど耳にする言葉ではなかったですよね。

また、働きながら子ども職場の人が「もしかしてADHDかも…?」と思ったとき、接し方などに悩んでもなかなか人に相談しづらい内容だと思います。

今回は、保育園で子どもや仕事仲間が、ADHDかも?と思ったときに保育士はどう接すれば良いのか、まとめてみました。

 

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「もしかして?」意外と多いADHDの子ども

ADHDは、「不注意、多動性、衝動性」の3つの障害を持っているとされています。

子どもの頃は、女児より男児の方が多いと言われています。

元々、子どもは不注意であり、多動であり、衝動性の強いものですよね。

でも度を越して、「手を焼く子ども」「やんちゃ過ぎる子ども」「問題児」と言われ、そのまま成長すると社会に適応できずに二次障害に繋がりそうな子どもは、適切な対応が必要と考えられるようになりました。

 

女児のADHDは見過ごされやすい

女児の場合は、衝動性や多動性が表面に出ない場合が多く、ADHDと気づかれずに見過ごされてしまうことがあるようです。

でも頭の中はいつもせわしなく回転していて、気が散っている状態です。

音や光りなどに機敏に反応してしまうこともあり、ひとつの遊びに集中できない、人の話が聞き取ることができないなど、

一見して落ち着いているように見えても、子どもの頭の中はいつも困っている状態です。

「発達が遅れている」

「ぼ~っとしている」

「言葉の理解力が遅い」

と言われたり、その子どもの個性と思われながら成長していくことが多いようです。

 

学童期のADHDは親や先生に怒られることが多い

学校に入ると、忘れ物や遅刻が多く、宿題を忘れて怒られることが多かったりするでしょう。

授業中、お喋りを何度注意されてもやめられない、友だちが話している時、空気を読まずに口をはさんで、その場をシラケさせていたかも知れません。

そのため自分でも気がつかないうちに、仲間はずれやいじめにあうなど悲しい思い出があるかも知れませんね。

 

保育士はADHDの子どもにどう対応したら良い?

保育士として働いていると、ADHDの子どものクラスを担当することがあるかもしれません。

その時の対応方法についてまとめてみました。

 

ADHDの子どもの保育は「じっくり」がポイント

一番大切な保育のポイントは、あせらないということです。

どれだけ効果的な方法でも、すぐに効果がでるということはありません。

同じ方法を何回もためして、何週間も、何ヶ月も経ってからに効果がでてくる、という場合もあります。

特に、あとでお話する「子どもと保育士との信頼関係」は一朝一夕で出来るものではありません。

「じっくりと根気よく向き合う」という姿勢を忘れないようにしましょう。

また、ADHDの敏感な子どもにとっては、入園式直後やクラス替え直後など、4~5月中はまわりの環境の変化や騒がしさについていけず、とっても不安定になる時期でもあります。

「5月中旬くらいから落ち着いて取り組めたらいいな」と考えることも必要です。

不安定な時期にある子どもには、強制的に取り組ませたり、慣れさせようとするのは逆効果。

色々対応策を考えても効果の出にくい時期ですので、「あの子は一生懸命まわりの様子を把握している時期なんだ」と考えて、じっくり取り組んでいきましょう。

 

ADHDの子どもには、順序を「目で」教える

大人も子どもも、ADHDをもつ人は「物事の流れが最初にわかっていないと不安」という気持ちがあります。

「とりあえずこれをやっておいて、その時々で次やることを考えよう」というのが苦手なのです。

保育園では、次なにをやるかというのは、「お外にでようねー」「ごはんだから手を洗おうねー」という先生の声掛けで切り替わっていきますよね。

実はこれが、ADHDの子どもにとってはパニックになる原因にもなります。

そのため、登園してきたら、「今日何をやるのか」という順番を教えてあげましょう。

このときにポイントなのが、「目で理解してもらう」ということです。

子どもなので、文章や口頭で伝えるのでは混乱してしまいます。

小さなボードと絵を書いたマグネットを用意しておいて、「今日は、これをやるよ」と見せて理解してもらうのが良いでしょう。

(「お散歩」も、同じ行き先に行くお散歩なのに絵が違うと混乱することがあります。なので、毎日同じ絵を使える「マグネット」を用意しておくと良いのです。また、行き先が違うのに同じ絵を使うと混乱する場合もあるので、その子の様子をみて、用意するものを増やしていきましょう。)

 

子どもと保育士の「信頼」を築く

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保育園で子どもがパニックを起こさないで過ごすのに大切なものが、「子どもと保育士の信頼関係」です。

思った通りにならないときに叱ったり、手を引っ張って強制的につれていく・・・などすると、信頼関係がなくなり、どんな取り組みをしても改善されなくなってしまいます。

信頼関係を築くには、「約束を守ること」「たくさん褒めること」が重要です。

たとえば、「これができたら、◎◎しよう」という約束をしたら、必ず守るようにしましょう。

また、子どもがうまくできなかったときには、「△は出来たよね、すごいね」と出来たことを褒めるようにしましょう。

たとえ失敗したとしても、次回頑張って取り組んでみよう!という気持ちになってくれます。

 

(4/29更新)同僚や先輩/後輩の保育士がADHDかも?と思ったとき

 

子どものころに現れたADHDの症状は周囲の環境や適切なフォローで和らげることは出来ますが、大人になってもADHDに悩んでいる方はいます。

実際に、ある調査では、成人の約1.65%がADHDの疑いがあるとの結果がでています。

同じ保育士の仕事仲間であっても、「指示した内容をすぐ忘れてしまう」、「常に落ち着きがない」など、一緒に働いているうちに「もしかして?」と思うことがあるかもしれません。

そのようなとき、保育士のあなたに意識してほしいポイントが2つあります

 

こまめにメモをとってもらう

業務の指示や依頼をするとき、「これくらいなら口頭でも大丈夫だろう」と思わず、細かいことであってもメモをとってもらうようにしましょう。

忘れてしまったり本人が混乱しないよう、こういった伝え方をすれば安心ですよね

複雑な依頼でしたら、マニュアルを準備して渡してあげたほうが親切かもしれません。

 

本人に、困っていることや仕事の進め方の希望を聞く

ADHDには自覚がある場合とない場合があり、自覚がある場合には

「自分のせいで周りに迷惑をかけてしまっている」と罪悪感を持っている人も多くいます。

仕事のやり方を工夫してみたり、本人が支援を必要としていることを聞いてみることで周りがどうサポートすれば良いのか分かることもあります。

本人に自覚がない場合には、「今の仕事で困っていることとかある?」と聞いてみましょう。

お互いに気持ちよく仕事が出来るようにみんなでサポートしていくことが大切ですね。

 

まとめ

いかがでしたか?

ADHDの子どもの保育には、「子どもたち一人ひとりを尊重する」という基本的な保育の視点に立つことが重要です。

保護者の方から「うちの子、よその子たちと様子が違うみたい・・・」と相談されることも多いADHDですが、正しい知識を身につけるようにしましょう。

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804603著者:fuu 北海道 50代女性 保育士歴10年以上

出典/寄稿元:保育士の「どうしよう」に答えてみる | http://www.salzburgseminar.org/
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