保育の仕事ってすばらしい!/「保育士という生き方」著者:井上さく子

322秒で読めます

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今回から、保育に関わるみなさんへ向けて、保育Fine!が選んだオススメの本を紹介していきます!
保育の悩みに役立つ本から、お仕事で疲れた心に潤いをあたえてくれるような本まで幅広く紹介していきますよ♪
ぜひ、あなたのお気に入りの一冊を見つけてみてくださいね。

第一回目にご紹介する本は、臨床育児保育研究会・環境部会世話人や新渡戸文化短期大学非常勤講師などを行っている井上さく子さんの「保育士という生き方」です。

文/奥野 未花(保育Fine!スタッフ)
 

「保育士の仕事ってすばらしい」私がこの本を読み終わった後に心に大きく抱いた感情でした。おそらく、この本を読んだ誰もが同じ思いを抱くのではないでしょうか。

今、保育の世界は「待機児童問題」や「保育士不足」などさまざまな問題を抱え、大きく揺らいでいます。そういった環境に不安を覚え、保育士を目指していたものの別の道へ進む若者も後を絶ちません。
しかし、そういった方にこそぜひこの本を読んで欲しいと思います。
「保育士という生き方」には、38年間にわたって現場の保育士から園長先生まで経験し、保育の道へ人生を捧げてきたひとりの女性の汗と涙と感動が詰まっています。
著者は保育現場を引退した今も、セミナーなどで保育や育児に関する講演を通して「子ども」と関わり続けています。
辛いことや理不尽なこともありますが、保育はとても奥が深く、代わりの効かない仕事だと思います。
ここに書かれている著者の経験や、どこまでもまっすぐな保育への思いは、現在働いている保育士やこれから保育士を目指そうと思っている方の勇気になるはずです。

どもの気持ちを尊重する

著者が保育士を目指そうと決意したのは中学3年生のとき。
ものごころついたころから近所の小さい子たちのお世話係をしているうちに、「小さい子が好き」「子どもが愛おしい」と思うようになり、小学校のときには保育士になることが夢になっていたと語っています。
みなさんにも、保育士を目指すきっかけとなった忘れられない思い出があるのではないでしょうか。
そんな著者には、夢を叶えて実際に保育士になってから、子供たちを保育する上で、こころがけていたことがあります。それは、子どもの気持ちを尊重することです。
どう思う?」「どうしてそう思ったの?」と質問し、子供たちの意見をしっかり聞いてあげる、そうすることで、子どもの主体性は育まれていくのだと著者は語っています。
このように、この本には、保育士になりたての方やベテランの保育士の方も気付かされることが多い内容が詰まっています。
 

葉にできないほどの感動が・・・

保育士の仕事は大変だと思います。人の命を預かっているので私には想像もつかないような悩みを抱えることもあるのかなと思います。
しかし、保育士の仕事には、その大変さを超えるだけの感動を体験する瞬間がいくつもあると著者は述べています。
それは子どもの成長を実感したときです。
初めて立ち上がったとき、、、、初めて言葉を発したとき、、、、子どもがはじめてを知ったとき、言葉にできないほどの感動が込みあがってくると、語っています。

冒頭でも述べたように、現在保育について悩んでいる人は多いと思います。
将来保育士を目指そうか迷っている人、現在保育士をしていて悩みを抱えている人、また保育について不安を抱えるお母さん、、、、、。そういった全ての人に私はこの本を読んでほしいと思います。
著者が残した本の中のひとことひとことは、きっとあなたの心に響くものになるのではと思います。
そして、この本を通して、保育業界に対する不安が少しでも取り除かれたり、職業の魅力が伝わり、保育士として働く第一歩を踏み出す力になればと思います。

Fine!おすすめ

「保育士という生き方」
著者・井上さく子
イースト・プレス:イースト新書 800円(税別)

次回もお楽しみに!

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