現役保育士3人の セキララ本音座談会③

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「もしやブラック?」な保育園に勤めていたことがある現役保育士さん3人に、当時、保育の現場で困ったことについて語ってもらいました。
「そんなことあるの!?」というびっくり話から、「あるある」話まで・・・みなさんの職場と比べていかがでしょうか。
今回は、保育の醍醐味についても語ってもらいました!

取材・文/保育Fine!スタッフ

うさぎさん・40代 会社員から転職したパートの保育士さん
りすさん・30代 うさぎさんと一緒に一時保育を担当していた保育士さん
ひよこさん・20代 新卒で「もしやブラック?」な園に就職した保育士さん
★3人とも同じ園に勤めていて、苦楽をともにしたお仲間です。

行政の保育士対策、現場では不評?

すみやかに正当な処遇改善を!

●保育士の待遇改善の一環で、研修を規定数受けるとキャリアアップして、お給料が上がるキャリアパス制度が始まりましたけど、あれは保育士さんに好評ですか?

うさぎさん:あれもね〜、現状をわかってないなあと思う。少ない人数ぎりぎりで現場をまわしているのに、研修に行かれちゃうと・・・その穴は誰が埋めるのよ(笑)?

りすさん:研修でボコボコ休まれて、現場は大変だよね。

うさぎさんそんな余計な制度つくらないで、すぐ保育士の給料を底上げしてくれよって思う(笑)。

●そうですよね。今でも他の職業より平均月10万円少ないっていうんですから。では、保育士の子どもを優先的に保育園で預かるという仕組みはどうですか?

ひよこさん:自分の園に自分の子どもがいたらヤダ。自分の子どもばっかり怒っちゃうと思う(笑)。

うさぎさん:一緒に働いている先生の子どもがいても、正直やりづらいよね。

ひよこさん:今も栄養士さんの子どもがいるけど、子どもが泣き出すとおかあさんがチラッと見るからドキドキする(笑)。いやいや泣かしてないですよ!って(笑)。

りすさん:姉妹園に行ってくれるならいいかも。

うさぎさん:うんうん、それはいいね!!

問題山積みでも保育士を続ける理由

社員時代は味わったことがない充実感

●みなさん、そんなに大変で問題山積みなのに、それでも保育士は辞めないんですよね。保育士の仕事ならではの魅力があるんですね。

うさぎさん:わたしは会社員もやっていたけど、会社員のときは時計見て「まだこんな時間かぁー」ってよく思っていたんです。でも保育士になってからはそれは一度もない。逆に「え!もうこんな時間!?」って(笑)。

ひよこさん:わたしも!1年が本当にあっというまだよね!

りすさん:その間に子どもはどんどん育つ(笑)。

ひよこさん:あれ、赤ちゃんがもう歩いてるよ!ってね(笑)。

りすさん:子どもの成長が見れる良い職業だと思う。子どもが初めて立った瞬間、歩いた瞬間っていう、お母さんが見れないものまで見れてる。

うさぎさん:そうそう。ふつうの女の人なら子どもの人数分の体験じゃない?それを何十人分も見れちゃうんだもんね。

ひよこさん:トイレできただけで感動するよね(笑)!

うさぎさん:この前、わたしひとりで8人見てたときに、急にトイレに行きたくなって。誰も助けに来てくれないから、しかたないから2歳児以下の子どもを連れて一緒にトイレに入ったの。部屋が見れるようにトイレのドアも開けて(笑)。そのとき一緒に入った子が「先生、エライ!おしっこできたね〜」って誉めてくれたの(笑)!

ひよこさん:子どもがおしっこすると、いつも私たちが誉めるからね(笑)。子どもって可愛いよね〜!

りすさん:ほんと子どもは可愛い。家に帰っても、その日あったこと思い出してニヤニヤしちゃう(笑)。家族にも「ナントカちゃんがこんなことしてね」って話して、みんなで一緒になごむよ。

●しかし、・・・先生たちはトイレもかんたんに行けないんですね。

うさぎさん:子どもから目がはなせないから。人が足りないとトイレにも行けない。膀胱炎が多いのは、保育士あるあるですよ。

りすさん:「うさぎ先生が戻ってきたらトイレ行こう!」と思ってたんだけど、何かが起きて行けなくて、子ども起こして、お迎えに対応して、全部終わって、夜になって、「あ!トイレ行きたかったんだ!」って思い出すとか(笑)。

●女性だから、毎月のアレがあるじゃないですか。その時は?

うさぎさんりすさんひよこさんもちろん夜用ですよ(声を揃えてキッパリ)!!

●昼から夜用ナプキン使用するのは、保育士ならあるあるなんですね(笑)。

保護者や家庭の問題にも直面

増える貧困やネグレクト。保育園が命綱であることも

●保護者については、みなさんはどう思っていますか?休日に子ども保育園に預けて、自分は遊んでくる保護者もいるじゃないですか。そういうときは、正直むかついたりしないんですか?

ひよこさん:私はないですね。これが保育士の仕事だし。お母さんも少し外で羽根のばさないと息がつまるでしょ?お母さんが遊んでスッキリして、子どもにその分優しくなってくれるならいいなと思う。

りすさん:いまのお母さんは、背負わなくていい責任まで背負っている感じがある。ゆっくりする時間があるといいよね。

うさぎさん:それの役にたつのが保育園だといいな!

りすさん:病んでるお母さんも多かったなぁ。

ひよこさん:結構いたね。自分の子どもがカワイイと思えないって悩んでいたり。子どもがアトピーやぜんそくなのに、すごいタバコ吸っているお母さんもいたり。

うさぎさん:保育士は子どものできないことより、できることをお母さんに報告するようにする。子どもが誉められると、お母さん自身が誉められた気分になるから。

りすさん:うんうん。子どもができたことを報告して「すごいですね」って誉めると、嬉しくて泣くお母さんも多いよね。お母さんもふだん誰からも誉められないもんね。保育士と一緒で(笑)。

●お母さんの心の闇だけじゃなくて、家庭の問題とかも見えてきちゃいますよね。貧困とかネグレクトとか・・・。

うさぎさんしらみがいる子とかいますよ。ネグレクトじゃなくても、フルタイムで働いて、家事が滞っているお母さんは多いから。

ひよこさん:何日も同じ服で来る子もいるし。

うさぎさん:14人兄弟の子がいたけど、上のお兄さんやお姉さんに食べられちゃうから土日に痩せる子がいた。服もカビだらけだから、朝来たら職員の服に着替えさせて、夕方はまたカビ服を着せて返す(笑)。

りすさん:園で朝ごはん食べさせたり、お風呂入れたりね。実際、子どもの命綱になっている保育園も多いと思う。

うさぎさん:お母さんがウツで、相談所から保育園に通ってくる子もいたよ。明らかに同じ月齢の子よりからだが小さくて。その子は猫と一緒に育っていたから、猫のように腹ばいで食べるの。遊び方も猫みたいに遊ぶし・・・。

●保育士さんがいてくれるからこそ救われる子どももたくさんいると思います。

うさぎさん:お母さんたちは、すごく感謝してくれていますよ。「先生、本当にありがとう!先生がいるから助かってる」って言ってくれます。

ひよこさん先生側もお母さんに助けられてる。新人のとき、保育がうまくいかなくてオロオロしてたら、「大丈夫、慣れる慣れる!」って励ましてもらったことがある。それで気持ちが少しラクになった。お母さんたちは、保育士も子どものように育ててくれるところもある。

●保育士の仕事の意味は、今の社会には大きくて、なくてはならない存在だと思います。むしろ、ますます必要とされる専門職ですよね。誰でもできる仕事っていったホリエモンは知識不足!

ひよこさん:特別な仕事じゃないかもしれないけど、ホリエモンにはできないから(笑)。そういう意味では「誰でもできる仕事」じゃないな!

うさぎさん:この薄給でこの忙しさ!これ、誰でもやれるか(笑)?そういう意味でも誰でもできるわけじゃない(笑)。

●もっともっと保育士さんのお仕事に対して国や世間の理解が進み、当然の報酬がもらえるような改善が行われることを願ってやみません。
本日はありがとうございました!

この座談会は今回で終了です。ご愛読ありがとうございました☆

ちなみに今回の3人さんは無事ブラック園を脱出して、いまはハッピーな職場にいらっしゃいます。
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