『早稲田フロンティアキッズ』訪問レポート☆

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リアルな保育の現場を紹介する人気企画「Fine!オリジナル保育園・幼稚園訪問レポート」!

全国には特色ある保育を展開している保育園や幼稚園がたくさんあります。
Fine!編集部が注目の園を訪問して、公式HPや求人情報だけでは分からない情報をみなさんに発信していきます。

第三回目に訪れたのは、東京都新宿区にある早稲田フロンティアキッズさんです。
最近話題になっているモンテッソーリ教育のメソッドに基づいた取り組みを行っている保育園です。
子どもたちに内在する能力を引き出すための環境を整え、一人ひとりの個性を尊重した保育の現場を、写真とともにご紹介します。

保育風景ギャラリー

う今回訪問した「早稲田フロンティアキッズ」の外観です。800世帯ある大型マンションの付帯設備として、2003年に開園しました。マンションの住人だけでなく、子どもにモンテッソーリ教育を学ばせたい近隣の保護者たちから人気の高い保育園です。

え

朝9時半~10時半まではモンテッソーリ活動の時間です。子どもたちは自分の興味がある教具を手に取り、作業に夢中になります。

お

モンテッソーリ活動のための教具。世界中の国旗や地図のパズルなどを使い、地理について学んでいきます。

か

世界地図の塗り絵を楽しむ子ども。大陸ごとに色を塗ることで、地図を身近に感じられるようになります。

き

カラフルな素材を使って、模様を作る子どもたち。小さい頃の「通す」活動から本物の機織に発展。男女問わず人気の活動です。

く

園児のモンテッソーリ活動を見守る保育士。子どもたちをきちんと観察し、適切なタイミングで声をかけてサポートしています。

け

貝殻を使って、数字や数詞、そして量を五感で把握します。子どもがワクワクするような教具を用意することで、やる気に火をつけます。

こ

算数に役立つ教具。ナンバー入りのパネルやビーズを使って数える練習をしています。

さ

積み木やはかりを使って遊ぶ子どもたち。同じテーブルでお友達の活動に興味をそそる子も。自然と活動の幅も広がります。

し

モンテッソーリ教育では、子どものやりたい気持ちを尊重し、子どもを信じてできる事は任せます。給食の時間になると、当番さんが自主的にテーブルを拭いています。

す

給食の配膳も子供たちが行います。お皿に料理を取り分けたり、トレーで運んだり、みんな一生懸命です。陶器やガラスの食器も使用するので大切に扱うことも覚えます。

せ

外国人の先生が英語の授業を行っています。外国人の先生は英語の時間以外も、他の保育士たちと一緒に子どもたちと触れ合っているので、海外を身近に感じることができます。

そ

子どもたちはみな笑顔がキラキラ輝いていて、とても楽しそうに過ごしていました。モンテッソーリの時間に好きなことに思いきり熱中して、豊かな個性や自発性を伸ばすことができます。

《理事長インタビュー》橋本恵理さん

―はじめまして。本日はお時間を頂きありがとうございます。

「理事長の橋本です。本日はよろしくお願いいたします」

―早速ですが、早稲田フロンティアキッズさんの特色を教えてください。

「当園ではモンテッソーリ教育メソッドに基づいた保育を行っています。一人ひとりの子どもの発達段階に合わせて、適切な生活環境と教育の機会を提供しています」

―まず、モンテッソーリ教育とは、どのような教育なのでしょうか?

「イタリア人医師のマリア・モンテッソーリが提唱した教育法です。モンテッソーリは子どもを深く観察することで『敏感期』を発見しました。乳幼児期にある特定の事柄に対して、強い感受性が表れて敏感になる時期のことです。保育者は子どもをよく観察することで敏感期をとらえ、適切な環境を整えることで、子どもは集中して環境と関わるようになります。集中して納得するまで活動した子どもたちは、満足感や達成感に満ちていて、やりきったことによる自信に繋がります。そして自分でやってみよう、自分で考えてみようという自立心に繋がるのです」

―園ではどのようにモンテッソーリ教育を取り入れているのでしょうか?

「当園では朝9時半~10時半までをモンテッソーリ教具を使用する活動の時間にあてています。モンテッソーリ教育では子どもたちの敏感期に合わせた環境を用意する必要があり、そのためにさまざまな教具を揃えています。世界地図や色紙、数字カードなど教具は数百種類にのぼります。毎日、子どもたちが自分の好きな教具を使って、自由に活動しています。また、既存の教具に限らず、子どもの敏感期を受け取り、先生の創意工夫で手作り教具も提供します。さらにモンテッソーリ教具時間外も子どもの自主性を尊重するという理念に沿った活動も送っています

―モンテッソーリ活動を見学させていただき、子どもたちが教具に夢中になっている姿が印象的でした。いろんな年齢の子どもたちが同じ空間にいるのも新鮮でした。

「モンテッソーリ教育は縦割り教育になっているのです。当園では3歳、4歳、5歳が同じクラスで学んでいます。現在は家庭内の兄弟が少ないので、この縦割りクラスの意味は大きいといえます。大きい子どもが小さい子どものできないところを手伝い、小さい子どもは大きい子どものすることを見て真似をします。そして、年下の子どもが入ってきたときは、自分から率先して教えるようになります。このように縦割りクラスでは、協力して助け合う精神を学ぶことができます。

― 保育士の方が子どもたちを見守り、適切なところで声をかけていたのも興味深かったです。一般的な保育の現場とは雰囲気が違いますが、モンテッソーリ教育について未経験の保育士も採用しているのでしょうか?

「当園では、モンテッソーリ教育について未経験の保育士も積極的に採用しています。モンテッソーリ教育のメソッドについては、定期的に講師を招いて講演をしていただき、DVDの教材を使って学ぶこともできます。また、国際モンテッソーリ協会(AMI)が認定する教師の資格(ディプロマ)を取得する際の費用も当社で全面サポートしています。

―最近は日本でもモンテッソーリ教育が注目されていますから、保育士として働きながら資格取得のサポートもしてもらえるのはありがたいですね。子どもだけでなく保育士にとっても働きやすい環境であることがわかりました。本日はご協力いただき、ありがとうございました!

編集後記

話題のモンテッソーリ教育の現場を見学できて、とても貴重な体験でした。子どもたち一人ひとりが生き生きとした表情で活動に取り組む姿を見て、とても感慨深かったです。

小さいうちから好きなことを見つけ、個性を生かすことができたら、将来大物になりそうな予感です。実際、園の卒業生はお医者さんになったり、海外で仕事をしていたり、幅広く活躍している人が多いそうです。また、外国人の先生が常勤し、英語のレッスンもあるので、グローバルな視点を持った子どもに育ちそうだと思いました。

働く保育士にとっても、キャリアアップをサポートしてくれるとても魅力的な園です。今回、取材にご協力いただいた早稲田フロンティアキッズのみなさま、本当にありがとうございました。

 

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