【保育士の転職】伝わる志望動機の書き方や例文とは

「どうしてって言われても、求人票をみてなんとなく良いなと思ったし、家から通いやすいし、子どもが好きだから」と正直に答えていませんか。
 保育士の就職や転職の本にも書いてありますが、「子どもが好きだから」や「子どもと遊ぶのがうまいから」などの理由は、保育士として当たり前であり、家から近い、給料がよい、福利厚生などの条件を志望動機に入れるのが一番悪い例えとして挙げられています。
 
 採用担当者は「保育士だから子どもが好きなのは当然だし、むしろこの人、保育士の仕事をわかってないの?」と心配になる可能性があります。

 また、志望動機の中で特技のみを記入したものも、自分本位で身勝手な印象を与える可能性があるので気を付けましょう。例えば、インターナショナル園を志望する理由として、「英語が活かせるから」等と答えるのはNGです。

 そもそも保育園の基本は「毎日の生活」です。まずは保育士としてどうしたいのか、という言葉を入れましょう。
 音楽や食育に力を入れている、のびのび保育を取り入れている、などの園の特徴を押さえて、「ここが自分の理想の保育とあっている」という趣旨を入れるようにしましょう。

面接や履歴書で志望動機を聞く理由、目的は?

接担当者が、面接や履歴書で「志望動機」を聞く理由は

1.あなたの保育士としてのやる気
2.保育園の保育理念を理解しているか?
3.保育園にとってもどのような利益があるのか?

という3つの点を確認したいからです。

それでは上記の3つの点を抑えるためには、どのように志望動機を作っていけばいいのでしょうか?
 履歴書と面接ごとにコツをご紹介していきます。

保育士が転職の履歴書に書く志望動機の攻略法

 まず、履歴書の志望動機の書き方についてご説明します。
なんといっても履歴書の中で志望動機は、いちばん丁寧に書かなくてはならない項目です。

 1.あなたの保育士としてのやる気
 2.保育園の保育理念を理解しているか?
 3.保育園にとってどのような利益があるのか?

という3点を確認しているので、これらが伝わる志望動機にはポイントがあります。そのポイントを網羅しておけば、面接官もあなたを文句なしに採用してくれるでしょう。

 志望動機を書く際に抑えるポイント

①    なぜその園を志望したのか
②    どうして保育士になったのか
③    自分本位ではない自分の強み

この3点を抑えることで、説得力のある志望動機が出来上がります。

ポイント①「なぜその園を志望したのか」

直観や何となくといった理由が出てくる方もいると思いますが、根拠をしっかり述べないと採用担当者は、納得しません。
まず、応募した園の特徴を把握します。

 ホームページやネット上の評判を調べて、しっかり特徴を把握しておきましょう。ほかの園には当てはまらない特徴をつかむことが何よりも大切です。

 そして、自分の保育への姿勢を見つめ返して、自己分析をしましょう。例えば、自分がどのように園児と触れ合ってきたのか、保育士の仕事をしていく中でどのような時にやりがいを感じているのか、この二点を振り返ることで、保育士として、園児に何をしていきたいのかがわかります。

 最後に、応募する園の特徴と自分が思う保育について、共通する部分を固めていきましょう。そうすることで、面接官はあなたが自分の園を志望した理由に納得をすることが出来ます。

ポイント②「どうして保育士になったのか」

保育士を志望した理由やきっかけは人によって様々だと思いますが、多くの人が「子どもが好き」「保育が好き」といった理由ではないでしょうか。それだけでは他の志望者と、ほとんど同じ志望動機になってしまうので、オリジナルの理由や経験を絡めて書きましょう。

 例えば「大家族に生まれ、幼いころから小さい妹や弟の面倒を見ており、小さい子供の世話をすることが好きになりました。この経験から自然と小さい子ども達と関わるような仕事をしてみたいと思うようになり、保育士になりました。」といったように、子どもが好きという抽象的な志望理由だけでなく、体験談を交えることでオリジナル感が出てきます。

ポイント③「自分本位ではない自分の強み」

 「自分本位ではない、自分の強み」とぱっと見た際に自己PRと何が違うの?と思った方は多いのではないでしょうか。また、志望動機と自己PRを書いていると、内容が被ってしまうことはありませんか?志望動機と自己PRの大きな違いは、「自分目線で述べるのか」「相手目線で述べるのか」ということです。
志望動機はあいて目線で述べます。
 自分が入職した際に実現したいことは何なのか?を具体的に書きましょう。そして、自分が経験したスキルをどのように新しい園で活かせるのか?ということを書きましょう。

 一方で自己PRでは「自分の強み、その強みの根拠やその強みの活かし方』といった順番で書きます。

 もし、自分の書いている志望動機が自己PRになっているかもしれない、という不安を感じた方は、同じエピソードで志望動機と自己PRの2つを作りましょう。「自分目線」でやりたいことが書けているのはどちらか?を比較しましょう。
 先ほど紹介したことを踏まえ、履歴書には志望動機を書くことをおススメします。その際に、ネガティブな印象になってしまう退職理由として給与や待遇などの福利厚生に対する不満や、体調面での不安といったマイナスの要素は極力避けるようにしましょう。

履歴書の志望動機の書き方

 志望動機は面接官が履歴書を貰いまず初めに目を通す重要な場所です。次に写真、そして名前というくらい履歴書の中では1番大事なところです。
 
 あなたの第一印象を決める場所といっても過言ではございません。そこで、面接官や採用担当者に好印象を与える事のできる履歴書の基本的な書き方についてご紹介します。

志望動機の書きはじめについて

 1文字あけて「私は~」から書き始めます。保育士を目指した理由、実習やボランティアでの感動体験などを書き、「応募先で自分のこのような能力を生かして仕事をしたく、志望足しました。」という内容で締めることで、書きやすくなります。
 一般的な履歴書の場合、志望動機は5行程度かけて枠をいっぱいに埋めましょう。園が指定してきた履歴書の場合、空欄の8割以上は埋めるようにしましょう。

志望動機がたくさん書かれている方が、採用担当者としては志望度が高いと感じ、好印象を与えられる履歴書になる傾向があります。

キャリア別の志望動機の例文やポイント

 では、具体的にどんな志望動機を書いた方がいいのか、キャリアを【新卒・未経験者・パート・ブランクがある人】に分けて例文を交えて説明いたします。

【未経験者、新卒の志望動機】

新卒や未経験の場合、保育の経験はないので、保育の仕事がどのようなものであるのか?ということを話すことはできません。
学校で資格を取るために勉強したからといって、保育のすべてを知っているわけではありません。

しかしその分、未来への希望を話すことができます。

的外れな希望を話すのではなく、地に足がついた希望を訴えるようにしましょう。

『未経験保育士の志望動機 例文①』

「子どもが大好きで幼稚園教諭の資格を取得しましたが、結婚出産のため就業できませんでした。
 それでもいつか子どもと接する仕事をしたい!と一念発起し、保育士試験と通信教育を経て、昨年ようやく保育士資格を取得し、保育士として仕事を始めました。
 約1年間の保育士経験を生かせることと、三男が小学校に入ることから自宅から近い園で働きたいという希望があり貴園を希望しました。また以前の園は大規模園だったため、1人1人にきめこまやかな保育をしたいと思っていましたので、アットホームな貴園でぜひ働きたいと思っています。」

『未経験保育士の志望動機 例文②』

 「私は、一般企業で働いておりました。しかし保育士という仕事にとても興味があり、一度働いてみたいと常々感じていたのです。子どもの頃の夢が保育士さんであったこともあり、退職した後、保育士の資格を取りました。保育士の勉強を通して感じたのは、保育士の仕事のやりがいと共に、激務であるということです。自分に務まるか不安にもなりましたが、現代社会の深刻な保育士不足を見て見ぬふりはできない、と感じています。
 信頼関係が何よりも大切な保育の仕事で、笑顔だけは忘れず、コミュニケーションをとっていきたいと思います。貴園では保護者とのコミュニケーションに力を入れているとのことでしたので、少しでもお役に立てたらと思い、応募致しました。」

『新卒保育士の志望動機 例文①』

 「私は子どもが元気に外で走り回る声と、可愛い笑顔が好きで保育士を目指しました。
最近の子どもは、戸外遊びの機会が減ってきていると痛感しています。
残念なことではありますが、保育園で戸外遊びをしない、ほとんど外で遊ばないという子どもに育ってしまう事もあります。
 私は身体を動かすことが大好きですので、貴園の広い園庭を使って子どもたちと思いっきり遊びたいと思います。
 同時に「外で遊ぶ楽しさ」を伝え、子どもたちと一緒に成長できる保育士になれたら、と感じています。
是非、採用を宜しくご検討ください。」

【保育士経験の志望動機】

保育経験(何歳児の担任・リーダーだったかなど)
「何歳をやったことがあるか」「何ができるか」を具体的に入れるとともに、どうして今務めている園では自分の保育が出来ないのか理由を明記すると、採用担当者もプラスの印象を持ちます。

 例えば、「大規模園だったので、小規模園でもっと子どもひとり一人にじっくり関わりたいと思って」とか「園庭がない園だったので、園庭のある園で保育がしたいと思った」「若い保育士さんばかりだったので、ベテランの先生たちと働きたくなって」等の「ステップアップのため」とか「長く前の園にいたので、違う園でも働いてみたかった、勉強したかった」など、前向きな理由に聞こえるようにしてください。

『保育経験者 志望動機例文』

「前職では園児数○○人という大規模な保育園に勤めていました。仕事には大いにやりがいを感じていましたが、自分の理想の保育は一人ひとりに寄り添って、子供の意志を尊重するものだと考え始めました。貴園は、家庭的な園を目指しているという旨を、HPで拝見しました。貴園で働くことで自分が希望する一人ひとりに寄り添うことのできる保育が出来ると考え、志望致しました。」

【パート保育士の志望動機】

パートの場合、保育士の志望動機は素直に答えるのをおすすめします。
「家から近かった」というのも、プラスの要素を入れることで、立派な志望動機になります。また、「もともと保育士をしていたが、子育てが一段落した」というのも良いでしょう。子育ての経験を活かして、好きな保育士の仕事をもう一度やりたい、とお伝えしてみましょう。

『パートの志望動機 例文』

「子どもを出産するまでは、保育士として正社員で働いておりましたが、子どもの出産を機に退職をしました。現在は子どもも大学生になり、子育てがひと段落しました。子育てを通して、もう一度保育の仕事にたずさわりたいと強く思い、今回パート募集に応募させていただきました。夫・子どもは仕事と学校で外出しているため、応募要項にありました7:00~18:00内のシフトは、どの時間帯でも対応することが可能です。貴園が家から近いため、急な出勤でも、可能な限り対応させていただきます。」

【ブランクのある保育士さんの志望動機】

出産や育児、ご両親の介護など、様々な理由で休職をされていた、という保育士さんも多いと思います。ブランクが長いことへの不安はここではあまり口にしない方がいいでしょう。
それよりも、もう一度保育士をして働く事に対して希望に満ちあふれていることを全面に押し出した方が面接官の印象もいいです。

『ブランクのある保育士の志望動機 例文』

 私は9年間保育士として勤めてきましたが、出産を機に退職致しました。
家庭に入り、育児も一段落し復職を考えた時、一番に思い浮かんだのはやはり保育士でした。なぜこんなにも保育士として働きたいと思ったのか、と言いますと、やはり保育士の仕事に対して誇りをもっているからです。私が初めて担任した子どもたちが、今年で大学生になります。
いまだに覚えていてくれる子どもや、スーパーなどで会うと「先生!」と声をかけてくれる子もいます。保育士の素晴らしさを改めて感じ、もう一度保育士として働きたいと強く思っています。 

面接の志望動機

 例文やサンプル等を参考にすると、ほかの応募者と同じ内容になってしまいます。そこで自分にしか出せない経験や想い等を混ぜてオリジナルの志望動機を出す必要があります。保育士の採用で見られるのは、あなたという「人柄」です。自分の性格で「これは保育士向きだな」と思うものがあれば、積極的に志望動機に入れていきましょう。  他の仕事では体験できない「保育士ならではの魅力」「やりがい」「自分がやりたいこと」がハッキリ見えていることが説得力になります。保育業界や保育士という仕事の現状も踏まえて、「保育士だからこその仕事の魅力」を自分がどう感じているか、よく考えてみてくださいね。    保育の経験がある方の場合だと「○○歳の保育を担当した時に、どういったことに気を付けた」など分かりやすい実績があると、より伝わりやすくなります。

 

 履歴書の準備が終わったら次は、面接です。面接でも、必ずといっていいほど志望動機を聞かれます。
 履歴書を確認した後に、面接があるため、面接で話す志望動機も履歴書と矛盾がないものにしましょう。
 面接に行く際にはなんて履歴書に志望動機を書いたのか確認をしましょう。

面接で志望動機について聞かれた時のポイントとは

 面接ではあなたが答えた志望動機を元に質問をされる可能性もあります。
 例えば「ほかの園でも、その経験をできるのでは?」や「前園でも体験できるのではないか?」等芯をついた返しが来る事や退職理由を絡めた志望動機の質問が考えられます。
 そのような返しが来ても戸惑わないように、面接を受ける園のWebサイトや口コミ情報をもとに、園の教育方針や雰囲気についても下調べしておきましょう。

志望動機に特技を混ぜると答えやすい!?

 例えば、英語の資格や運動の資格など、保育士としてアピールできる特技を持っているとします。
 その場合の転職理由は、『前の園では英語を使ったお遊びやイベントがなかったのですが、○○園様は英語の授業に注力しているとHPで拝見したので、転職することで保育士として自分の特技をより生かせると考えております。』など伝えると、園に『この人のスキル欲しいな』と思ってもらえる具体的な回答が出来ます。
 好感度も高くなりますし、自分が園にとってプラスの存在であるということをアピールできます。

特技を志望動機に絡める際に

 ただ、気を付けたいのはスキルアップのためであるということを強調しすぎることです。

 園側からすると、『うちの園もスキルアップのワンステップで、ある程度満足したらほかの園に転職するのかな?』と思われてしまうかもしれません。
 あくまでも面接を受けている自分に合っているか、自分が園にとってプラスの存在になれるか?というところにポイントをおきましょう。

志望動機や退職理由を面接で言う際の注意点

 志望動機を面接で言う注意点は、履歴書を作成する際の注意点とほとんど変わらないです。
 しかし、面接は履歴書と異なり、リアルタイムで答える必要があります。そこで正直にNGワードを言わないようにしましょう。
 一番気を付けなければならないことは、志望動機に絡めて、退職理由を尋ねる質問が来た際の返しです。

好感度を与えることが出来る退職理由とは

円満な転職理由もあれば、「自分に合わなかった」「ちょっとしたトラブルがあった」など、マイナスな転職理由もやはりありますよね。
 しかし、面接で退職した園の悪口を並べるのは絶対に避けなければなりません。あくまでも相手に自分のよさをアピールする場であることを、忘れないようにしましょう。

退職理由を伝える際に気を付けるポイントとは

 だらだらと愚痴を並べるのではなく、面接を受ける園に転職することで、保育士としてどのようなプラスにつながると考えているのかを、的確に伝えることが大切です。前の園でなにがあったとして悪く言うのもやめておきましょう。
 案外業界が狭く園長同士が知り合いだったりするので、筒抜けになることもあり、今後の転職活動がうまくいかなくなる可能性もあります。

 「保育の方針が合わない」というのも、上手く言わないと「この人、またなんだかんだ言って辞めそうだな」と思われてしまいます。やりやすい保育のやり方は自分でつくっていくものだと採用担当者は思っています。

まとめ

 例文やサンプル等を参考にすると、ほかの応募者と同じ内容になってしまいます。そこで自分にしか出せない経験や想い等を混ぜてオリジナルの志望動機を出す必要があります。
 保育士の採用で見られるのは、あなたという「人柄」です。自分の性格で「これは保育士向きだな」と思うものがあれば、積極的に志望動機に入れていきましょう。
 他の仕事では体験できない「保育士ならではの魅力」「やりがい」「自分がやりたいこと」がハッキリ見えていることが説得力になります。保育業界や保育士という仕事の現状も踏まえて、「保育士だからこその仕事の魅力」を自分がどう感じているか、よく考えてみてくださいね。
 
 保育の経験がある方の場合だと「○○歳の保育を担当した時に、どういったことに気を付けた」など分かりやすい実績があると、より伝わりやすくなります。

 

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