「これだけかよ…」 私が保育士辞めたい理由

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保育士になって15年。
保育士を辞めたいって思ったことが何度もあります。

それなら何故続けてるの?と思うと思いますが、キャリアは15年あっても途中で何度も転職しているのです。

もちろんその途中には何も考えたくなくて、ひたすら黙々と作業する工場のラインでも働いたことがあります。

その時に思ったのは「時間通りに終わる」「休憩時間がちゃんとある」「昼食がゆっくり食べられる」「残業手当が付く」でした。

そう!そうなんです!

保育士ってこの4つがまず無い職業なんです。

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給料が本当に手取り10万円台前半だった

地域にもよりますが、国会でも問題として定義された『国家資格なのに賃金が低い』というのもあります。

私は札幌・沖縄・愛知・東京で保育士を経験しています。

札幌は新卒から6年間給与は一年に1000円ずつ上がったけれど、結果13万に届かず。。。

日本で一番賃金の低い沖縄県では臨時職員だと手取り12万と少し
正職員に上がると18万にUPしました。

でも、そんな職場は稀です。まず無いです。
愛知県の職場は公立のアルバイトで市に雇って貰っていたので24万はあったのですが、契約は1カ月おき。

公務員を勧められて受けたのですが、手取り13万に落ちるので生活が無理だと辞退しました。

日本で一番賃金が高いだろうと期待をして東京に上京したのですが、結果沖縄と大して変わらないのが現状です。

沖縄で保育士になったのは保育士歴6年目。
東京では既に13年
経っていたのです。

おまけに日本一賃金が低い沖縄県と日本一賃金が高い東京が大して変わらないって一体どういうことなんでしょう。

もちろん仕事量もどんどん増えていきます。
残業する人の方が評価される』なんて恥ずかしい風習が今でも多くの保育園にあるのも事実。

 

保育士の給料

 

辞めたい理由:仕事量と責任

しかもそれ、『サービス残業』ですから。
ただでさえシフト勤務で毎日勤務時間が違う上にサービス残業。

朝6時半には出勤していて、夜中の1時に会議が終わったことも。
もちろん残業手当は会議2時間分しか付きませんが。

保育士の仕事の殆どは雑務と事務仕事。

事務仕事をするための時間をなんとか作る為に保育時間を調整することなんて当たり前。

給食は子どもを食べさせながら一緒に食べます。
正直食べた気が全くしないし、ゆっくり食べていれば「早く食べ終わって」と文句を言われることも。

子どもがお昼寝している時間に休憩・事務・雑務が待っているので、削るのは必然的に休憩になる。

そして、その削った休憩時間で「コーヒー一口だけ飲ませて!」などと言いながらホッと一息つく暇もなく書類作成や製作準備などの事務に追われる。

唯一、トイレに入っている時だけはほんの一息つけるのですが、そのトイレに行く時間も行きたくなってから1時間経っていたなんて普通で、膀胱炎になってしまう保育士も多数。

そんな中、お昼寝の途中で子どもが目を覚まそうものなら「事務が出来ないから起きないで!」なんて心の中でイライラしながら再び寝かしつけることもよくあります。

 

パソコン4

 

辞めたい理由:女性特有の人間関係

合わせて人間関係にもストレスが大きく、90%以上が女性と言う女の園なので一度トラブルが入ると本当に大変。

やることなすこと文句をつけてくる人・話しかけても無視・自分だけ連絡が回って来ないなど悪質な事も多数。

そこに男性が入ればまだ話は丸くなるかも知れませんが、女性同士だとそれはそうもいきません。

どの職場も同じと言う人がいるかもしれませんが、保育園と言うのは逃げる場所のない狭い世界である為、閉ざされた気持ちになってしまうのです。

ここ数年でメンタルクリニックに通う人が多い職業の一つが保育士と言われているのは、そういうことです。

保育に関してもそうです。
子どもが好きで保育士になったのに、保育時間には疲れていて怪我をしないように見ているだけで精一杯。

本当はもっとしてあげたいことがたくさんあるのに。。と思いながら日々の保育をしているのが現状です。

 

保育士の引き止め

 

辞めたい理由:必要以上な保護者のクレーム

怪我が発生してしまった時は、その子の対処をしながらも目の前は真っ暗。
そんなギリギリの精神状態で保護者からクレームが入った時は本当に泣きそうになります。

いえ、泣きました。

もちろん広い心で大切なお子さんを預けてくれる保護者の方はたくさんいます。

でも、中にはかすり傷一つでもつけるなんてプロ失格よ!と言う人だったり、無理な要望をしておいてそれに対して応える事ができないと言うとキレて殴りかかってこようとする人もいるのが事実です。

心の中では、「保育士も人間なのに。。子どもではなくて親がきちんと育ってほしい。。」と思ってしまいます。

他にもお迎えが来ないから、事務仕事がたくさん残っている中サービス残業をして子どもを預かっているのに、買い物袋を持ってお迎えに来たり、一度家に帰ってシャワーを浴びてから来る人がいたり。

休みの日でも元気ならまだしも、風邪をひいている子どもを預け遊びにて出かけてしまったりする人もいて、こちらが連絡しても電話を取ってもらえなかったり。。。

この様な現状が目の前にあると、保育園だけが必死になり、本当になにやっているんだろう・・・と切なくなります。

 

保育士を辞めたくなる

 

辞めたい理由:給料日が嬉しくない

そして、それが給料日であるなら尚更。。。

普通、給料日といったら嬉しいものなのですが、私は給料日を嬉しいと思ったことが一度もありません。
逆に虚しくなったことは毎回。

貰った明細を見ながらこれだけかよ・・・とつぶやいたのを園長に聞かれて焦ったという事もあります。

実家暮らしの時は貯金も出来るしさほど気にもならなかったのですが、一人暮らしをしてからはそれはもう大変でした。

周りの友達が年を重ねるごとに、旅行に行ったり服を買ったりしているごくごく当たり前の姿を見ているのですが、私は何年経っても生活をしていくので精一杯。

旅行どころか貯金すらできない状態で、『保育士になる!!』と決めた学生の頃の自分を何度も恨み、後悔しました。

実際、子ども達に向き合っているのは好きなのに、誰かに自分の職業を話すときは必ずと言っていいほど「この仕事は夢も希望もお金も無いから絶対に選ばない方がいい。絶対後悔する!」と言っていました。

そんな自分が情けなく、そして今まで関わってきたたくさんの子どもたちに申し訳ない気持ちもありました。

そんな気持ちを抱えながら毎日疲れとストレスと戦う日々。
通勤の電車の中で絶対に保育士を辞めてやると心に誓いながら保育士の転職支援サイトを見て出勤していました。

今日も、心と体が限界になりながらも保育士を続けています。
でも、この仕事は専門職であり、子どもと遊んでいるだけの仕事と思われがちでなかなか転職できないのも事実。

だから、人間関係が良いという評判の園や、待遇が良い求人に絞って保育士→保育士の転職活動をしています。

 

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それでも好き。保育士という仕事

こんなに辞めたい理由を書いてしまうと、今の環境を変える事にも躊躇してしまうかもしれませんね。

それでも経験15年の私が言えるのは『保育士という仕事が好き』ということ。

近ごろになって、保育士の待遇や働く環境を良くしていこうとする動きが盛んになってきました。

上京までして転職、保育から離れたこともありましたが、今の保育士の仕事は一昔と比べてとても働きやすくなりました。

待遇改善のための積極的な制度導入や手当金の支給、園によっては独特の福利厚生やサポートがある園があったりと様々です。

今は転職サービスなどを通じて園とコンタクトを取り、自由に見学や面接に行けるようになったことから、「自分の目で確かめ職場を決める」ということができるようにもなりました。

求人票とのギャップや雰囲気を体感すれば、転職活動も失敗はなくなりますよね。

これなら「辞めたい」と心身をぼろぼろにしてしまうまで、悩むこともなくなると思いませんか?

保育士のお仕事は大変ですし、たくさんの神経を使います。
でも、それ以上に「楽しい!保育士で良かった!」と思えるやりがいのあるお仕事だと思うのです。

もしもこの記事を見ているあなたが「辞めたい」と思っているのなら、伝えたいことがあります。

それは、「職場を選んだのは『自分』であり、選ぶのもまた『自分』である」ということ。

今の職場に決める前に、いくつの園を見ましたか?
「もういいや」「早く終わらして楽したい!」なんて、職場を見つけることをゴールにしていませんでしたか?

大切なことは、自分が納得して働ける職場を見つけること。
「ここで働きたい、この人たちと保育したい」そんな園を見つけて、最高の転職経験をしませんか?

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FINE!保育士公認ブロガー著者:神奈川在住・40代保育士・女性
【寄稿元/出典:保育士辞めたいの私だ http://www.suicideoutreach.org/】

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