2019.03.26

特集企画

【保育士から異業種へ】保育士を辞めた人の転職活動の厳しい現実と対策

保育士の仕事は大変なことで有名です。残業が長い、給料が安い、人間関係が難しいなど、色々な理由で転職や離職をしてしまう人が多いのが現実。勢いで辞めたはいいものの、保育士はどんな職に転職するのでしょうか?保育士の経験を活かせる業界や、かえって転職が難しい職場とは?

そんな保育士の転職についての事情をご紹介します。
▼東京・神奈川など関東に特化した転職サイトはこちら
保育士 転職▼全国の保育士の求人ならこちら。

保育士から他業種の転職は難しい?

実は私は、般的な事務職から保育士に転職しています。
正直にいえば、この転職は比較的楽でした。保育士はどこも慢性的に人材不足ですので、求人は一年中切れ目なくあり、求人の数もかなり多くあります。

私の場合は、多少一般的な転職時期がずれてしまっていたので、求人の数はさほど多くはありませんでしたし、一番条件に合うと思われるところは経験者優遇と書いてある園でした。なので「ダメもとで、まずは一つ話を聞いてみよう」と軽い気持ちで受けた園で即採用になっています。
しかし、保育士から他業種へという私とは逆の転職は簡単ではないようです。理由は保育の専門学校にいって保育士になった方は、保育士の資格を使うような仕事であれば専門学校卒であることを評価してもらえます。なぜなら、保育士以外の職種では勉強した内容を認めてもらえず、高卒として扱われます。
そのうえ、保育士として社会人の経験を積んでいるにもかかわらず、保育士は特殊な職種というイメージがあるためになかなか採用されないことが多いです。
保育士から他業種へ転職活動をする際は、このような覚悟が必要です。

保育士が転職をする際に考える他業種とは

次に保育士が他業種に転職を考える際に出てくる職業と、保育士が他業種に転職活動をした際の現実対策をご紹介します。

事務職

安定した仕事として人気の事務職は、保育士から転職したい人だけでなく、ほとんどの人が希望する職種です。最近ではどの会社も派遣社員を取ることも多いですので、中途採用の正社員はとても狭き門です。私は長く派遣社員を経験してきましたが、年齢が上がっていくに従って派遣社員でも求人・採用がどんどん減っていきます
また、保育士は仕事上でパソコンを使う機会が意外と多いですが、社会的には保育士はパソコンを使えないだろうという一般的に思われてしまいます。そのため、保育士はPCスキルがないと評価されがちです。事務職を希望する場合は、PCスキルがあることを言えるような資格を取得することをおすすめします。
この話を聞いて、保育士から事務職に転職をするのは絶望的だと思う必要はありません。私の知人で保育士だった人が、事務職の中でも保育士のスキルが生かせるコールセンター、カスタマーサポートで採用された人も多くいます。

サービス業

サービス業はアパレル・アミューズメントなど子どもと近い距離で出来る職種も多いので、事務職に比べると採用される可能性が高いです。
ただ、サービス業の場合は土日休みになることが少なく、夜も遅くなりがちなことから、子どもを持って働くのはなかなか大変だと思います。とくに女性の多い保育士の転職先としてはその辺が難しいですね。ただ、男女比が半々程度で女性ばかりの職場の人間関係の難しさがあまりない可能性があります。

保育士から異業種への転職はやはり苦戦をする?

実際に私の周りで転職した人を見ていると、やはりとても苦労していました。
とくに男性保育士が転職するのは難しいようです。知り合いの男性保育士は、仕事をしながら就職活動をしていましたが、何度も不採用になっていました。仕事をしながらの就職活動・転職活動はとにかく時間を取るのが難しいのが厳しいようでした。転職をする際に、転職支援サービスに登録して行うのは必須のようですが、それでも何度も落とされてもめげない気力と、仕事の後に面接に急いで向かうだけの体力が必要ですね。

保育士の資格とキャリアを生かす転職

保育士 転職

全く違う職種への転職の難しさを考えると、せっかく取った資格とキャリアを生かして転職する方法はないのでしょうか。
保育士の資格とキャリアが転職の時に有利になる職種もあります。

保育ママ

最近の保育士不足から自宅で行う保育ママを積極的に行っている自治体が増えてきました。平成22年に児童福祉法の改正時に家庭的保育事業として法定化されました。
自治体の援助があるので収入の面も魅力的ですが、自宅で子どもを預かるリスクもあります。またすべての自治体で行っているわけではないので、調べてみる必要があります。
保育ママについて知りたい人は、こちらの記事【保育ママとは~自宅で保育園を開業できる!?】がおすすめです。

病院内保育施設

看護婦さんの子どもを預かる院内保育所と、病気中や回復期の子どもを預かる病児保育があります。どちらも保育士免許が必要ですし、希望が多いのでどんどん増えているようです。

託児所

保育園のように預かる無認可の託児所のほか、自動車学校や美容院、ホテル、病院などでも託児を行っている場所が増えています。またサッカーやコンサートなどのイベント時にあずかる託児アルバイトやベビーシッターなども保育士免許があると有利です。

介護職

介護職は保育士などの福祉関連資格取得者の求人募集が多いんです。もともと、介護士と保育士が勉強する科目の中で、共通の内容も多いので、一時は資格の統合も検討されたほどです。結果的に統合は見送られましたが、もともと共通する内容の多い仕事ですので、基本理念や人に対するサービスという共通点もあるので、採用されることが多いようです。

学童保育・児童館

学童保育はいままで資格がなくても働ける場所でした。でも、2015年に放課後児童支援員の資格があると有利になりました。この放課後児童支員は新しい資格なのでまだまだ取得している人が少ないのですが、一定の条件を満たす人が研修を受けることで取得できます。その条件の一つに「保育士資格を持っている人」というのがあります。もちろん保育士資格だけでも、働くことは可能ですが、学童保育に就業を考えているのであれば、放課後児童支援員の資格を取ると、さらに就業しやすくなります。

乳児院・児童養護施設

乳児院や児童養護施設では、保育士資格を取得している人の求人があります。なかなか大変な仕事ではありますが、正社員の求人、月給で20万円以上という条件の所もあり、収入面ではかなり安定します。また、宿直がない就業方法を選べるところもありますので、収入面での転職を考えたら検討の余地がありそうですね。

幼児教室の先生

これも必ずしも保育士の資格が必要なわけではありませんが、保育士の資格を持っていると言うと、有利になる仕事の一つですね。自分で教室を開く時にも有資格者ということで、保護者の安心感が違うと思います。

保育士 転職

なぜ保育士を辞めたい理由を考えて次の転職先を

そもそも保育士を辞めたくなった理由は何なんでしょうか。この理由をきちんと自分で話せるようにしましょう。
保育士を辞めたいと人が考える、保育士を辞めたい理由を上げてみました。

・収入:保育士はとにかく給料や年収が低い。
仕事量は多く、責任も重く労働時間も長いのに、この給料ではやっていけない!
・支出:給食費に駐車場代、研修費、エプロンなどの必要なものを購入する費用や、制作や壁面構成などの材料費など、出費が多い!自営業でもないのに自腹が多すぎる!
・人間関係:女性ばかりの職場で人間関係がぎすぎす、先輩、後輩保育士との関係やパート職員の扱い方、女性特有の噂話悪口がいや
・体力:毎日子ども相手で体力が続かない、腰痛、腱鞘炎、膝痛などの持病がつらい!
・休暇:有給休暇を消化できたことがない、体調が悪くても自分の子どもが熱を出しても休めない職場で働けない!
・保護者:保護者対応が大変、モンスターペアレンツや噂話が好きな保護者に振り回されるし、休日でも保護者の目を意識していなくてはいけないのがいや!
・責任:子どもの怪我、病気、喧嘩など常に気を配っていますがそれでもすべてを防ぐのは難しいです「私が怪我をさせた」わけじゃなくて「子ども怪我をした」んです!
など、
保育士を辞めたい理由を上げるときりがないですよね。

保育士 転職

保育士から転職したくなるのもうなずける・・・

保育士から転職したくなる理由を見てみると、辞めたくなるのもうなずけますね。
しかし保育士以外への転職の難しさを考えたり、やっぱり一度は志を持って保育士になったには、ほかの園に保育士への転職を考えるもおすすめします。

転職したい理由の中でも特多くの人があげる給料や残業の待遇。
そのような悩みは給料や待遇のいい、残業が少ない保育園」に転職できるとずいぶん軽減するのではないでしょうか。
地域によっては、保育士の求人倍率が6倍というようなところもあり、そういうところはお給料面や手当などの待遇を整備しないと保育士が集まらないため、手厚くなっているところが多いです。
転居や通勤時間をかけてもいい状況であれば、幅広く比較できる、保育士の転職求人情報のサイトなどに登録すると、希望の条件に合う職場を探してくれそうです。
また、最近は残業や持ち帰りの仕事をなくしたり有給をきちんと取得できるようにするなどの工夫をしている園も少しずつですが増えてきています。

保育士の職業から転職したい人でも希望がある

給料が低い、残業代が出ない・サービス残業が長い・人間関係が悪い、こんな悩みがある方はぜひ保育Fineを使って自分に合った理想の保育園の職場に転職をしてみませんか。
保育Fineは一人ひとりの状況に応じて、保育士の求人検索サービスを選ぶことが出来ます。

◆保育の仕事で悩んだら、まずは転職相談を
人間関係残業の多さをはじめとする労働環境は、入職前に見極めるのは難しいですね。
だからといって面接の際に図々しくて聞くことが出来ないといった悩みごとありませんか。
そういった聞きづらい悩み事を、代わりに園に連絡致します。
また、面接対策履歴書の書き方など転職に必要なことをサポートします!
▼東京・神奈川など関東に特化した転職サイトはこちら保育士 転職

◆自分のペースで全国の求人を探してみる。
じっくり求人を比較したり、自分のペースで転職活動を進めれます。
保育園に足を運び、求人ではわからない職場環境を見極めてみませんか。
▼全国の保育士の求人をさがすならこちら

保育士を辞めたい思う前に…

いろんな仕事をしてきた私から見ても、保育士の仕事内容はとっても魅力的でやりがいがあると感じています。
保育士の仕事はなかなか大変で、今は条件もあまりよくないことが多く『もうやめたい!』と思うこともありますよね。でも、機械やコンピューターが代わりをできない仕事である保育士は、今後も絶対なくならない職業だと思います。
また、待機児童問題や少子化問題の解決は急務で、保育士の待遇が変わる可能性が、だんだん高まっているように感じます。
『保育士やめない』『保育を諦めない』といった観点からも、まずは保育士求人のサイトを上から下まで検索して好待遇の求人に希望をつないでみる事をお勧めします。
職場がいや=保育士がいやになってしまう前に、転職についてもう一度考えてみると、また違った可能性が見えてくるのではないでしょうか。

著者:神奈川在住・40代保育士・女性
【寄稿元/出典:保育士辞めたいの私だ 】

保育士の仕事を探す

保育士の仕事をさがす

保育Fine!で理想の職場を探す