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目黒区が進める保育士支援、人材確保の取り組み

待機児童を減らすために、目黒区が進めている保育士支援、人材確保の取り組みは、大きく3つあります。ひとつは「保育士等宿舎借り上げ支援事業」ふたつめは「保育士等キャリアアップ事業」そして最後に「現任保育従事職員資格取得支援事業」です。

「保育士等宿舎借り上げ支援事業」は、保育士の宿舎の借り上げを行い家賃を補助する保育園に対して目黒区が支援を行う事業です。「保育士等キャリアアップ業」は、キャリアアップに取り組む保育園に対して賃金改善に要する補助を行う事業です。そして、「現任保育従事職員資格取得支援事業」は現任の保育従事職員が保育士の資格を取得する際に支援を行っている保育園に対して補助を行う制度です。

いずれも、保育士の待遇を改善する保育園に対して区から補助金が支給される制度です。これらの制度により、目黒区の保育園は十分に人材を確保し、待機児童を減らすことに成功したといえるでしょう。

トピック「目黒区は子育て支援対策に力を入れている」

現在の日本は少子高齢化に悩まされていますが、東京都目黒区も例外ではありません。そのため目黒区では「子育て支援の充実と教育の振興」を目標に17の施策を定めています。そのうち、保育園に関する施策は、先述したキャリアアップ事業などの保育人材確保の取り組みを含めて3つあります。認可保育園の充実も施策に含まれているため、目黒区の保育士需要は今後も増加すると考えられるでしょう。

※参考

２ 子育て支援の充実と教育の振興｜目黒区ホームページ

目黒区の保育園数

目黒区のホームページによると、令和1年10月現在、目黒区内の保育施設の数は103施設となっています。そのうち、認可保育園は73園、認可外保育園は2園、認証保育所は10園、認定こども園は2園、小規模保育所は16園です。

※参考

目黒区内の保育施設マップ｜目黒区ホームページ

東京都認証保育所｜目黒区ホームページ

目黒区の待機児童対策

目黒区の待機児童の数は平成29年度にピークを迎えました。この年度、目黒区の待機児童数は世田谷区に次ぐワースト2位で619名もの待機児童を抱えていたのです。ここから、目黒区の待機児童の改善が急速に進むことになります。保育士の支援事業や認可保育園の開設を進めていった結果、平成30年度には約半分の330名まで減らすことができました。

そして平成31年度には待機児童数は79名と大幅に減らすことに成功しています。現在でも平成32年4月の開設を目指して、17もの認可保育所が整備されています。それに伴い、保育士の需要も拡大していくことが考えられるでしょう。

※参考

都内の保育サービスの状況について（平成30年度）｜東京都ホームページ

都内の保育サービスの状況について（平成31年度）｜東京都ホームページ

【保育士向け】目黒区の遠足・お出かけスポット

ここでは、目黒区内にある遠足やお出かけにおすすめのスポットを紹介します。保育園での行事など園児と出かけるときの参考にしてください。

碑文谷（ひもんや）公園【目黒区碑文谷】

碑文谷公園は中央にある大きな池（弁天池）が特徴の公園です。池の中心の小島には、碑文谷厳島神社が建てられています。ウサギやモルモット、犬などの動物と無料でふれあうことができ、有料でポニーに乗ることもできる「こども動物広場」もあります。

菅刈（すがかり）公園【目黒区青葉台】

菅刈公園は、江戸時代に回遊式の大名庭園として江戸の名所に数えられていた公園です。芝生広場や子どもの遊び場が設けられているため、遠足やお出かけにも最適といえるでしょう。また、西郷山公園とも隣接しています。

目黒天空庭園・オーパス夢ひろば【目黒区大橋】

目黒天空庭園は、首都高のJCTになっているビルの屋上に広がる庭園です。園内は10のエリアに分かれており、それぞれのテーマにあわせた特色の植物を鑑賞できます。10のエリアの中心にはフットサルができるオーパス夢ひろばがあります。

目黒区ってどんなところ？

目黒区は、東京都内のやや南西にある総人口281,520人、面積14.67平方キロメートルの街です（令和2年3月1日現在）。交通環境にも恵まれており、東急東横線、東急目黒線、東急大井町線、東急田園都市線、東京メトロ日比谷線、京王井の頭線の6路線が通っています。街全体がキレイで洗練されたおしゃれなイメージがあり若い世代に人気のある街です。

目黒区は高級住宅地としても有名です。中でも特に人気なのが、中目黒、祐天寺、自由が丘、学芸大、大岡山といった地域です。また、お散歩やジョギングもできる大きな公園を多く有しています。

※参考

目黒区の今月の人口｜目黒区ホームページ

保育士になるための資格

保育士資格の取得を検討している人のために、試験の概要を紹介します。

・試験概要（年2回・日程、実施場所、受験資格）

令和2年の試験は下記の日程で、全国の会場で実施されます。

前期筆記試験：4月18日と19日

前期実技試験：6月28日

後期筆記試験：10月24日と25日

後期実技試験：12月13日

※参考

保育士試験を受ける方へ｜一般社団法人全国保育士養成協議会 

最終学歴によっては、受験資格として一定の実務経験が必要になります。

・試験科目

筆記試験科目：9科目

実技試験分野：3科目

・合格基準、合格率

合格基準：6割以上正解

筆記試験合格率：34.3%

実技試験合格率：22.8%

※参考

保育士試験の実施状況｜厚生労働省 

試験の詳細については、全国保育士養成協議会のホームページを確認しましょう。